ヴィクトワールピサ
【プロフィール】
生誕 : 2007年3月31日 (3歳)
父 : ネオユニヴァース
母 : ホワイトウォーターアフェア
生産 : 社台ファーム
調教師: 角居 勝彦 (栗東)
【戦績】
勝敗 : 6戦5勝 (2着1回) (平地のみ・障害コース0)
勝率 : 83%
連対率 : 100%
次世代のモンスター、降臨。
デビュー戦で1番人気に推されながら、【薔薇一族最強】と言われたローズキングダムに破れ2着。そこから中一週間で見事に2歳未勝利を快勝してから、圧倒的なパワーで5連勝。ネオユニヴァースを父に持つ言わずと知れた超良血馬だ。
特に
去年末からの近3走の重賞での連勝に注目。
2009.12.26 ラジオNIKKEI杯2歳ステークス (GⅢ)
逃げるコスモファントムを、後方大外からロケットのようなスピードで一瞬で追いつき、クビ差で差しきる。ここでも
必要最小限の力で勝ちきるという賢さと、武騎手との呼吸が合ってきていることが伺える。この後の連勝街道を確信させるような見事な勝ちっぷりでした。重賞初制覇。
2010.03.07 弥生賞 (GⅡ)
こちらは全体のペースが比較的揃っていて戦いやすいレースだったと思う。中団からやや先団の位置につけ、内に詰まって抜けにくくなったか?というところが、各馬追い込みにかかって
バラつきが見えた瞬間にスっと前へ出て差し切り。これで2連勝。皐月賞へとローテーション通り向かうことに。
しかしこの後
3.27の毎日杯で武豊騎手が落馬負傷し皐月賞は岩田騎手とタッグを組むことになった。
2010.4.18 皐月賞 (GⅠ)
このレースも中団やや外~内に構え馬郡の真ん中から先頭についていく。やはり
他馬のマークもあったのではないか?またも馬郡が密集し塞ぎ込まれた状態で400mを切る。しかし最内を縫うように突き抜け、一気にトップスピード先頭に立った時点で勝負は決まった。GⅠ初制覇、そしてローズキングダムへのリベンジを果たした。
このレースを見てわかるように、
・真骨頂とも言える末脚のパワーが、レースを重ねるごとに進化している。
・馬体も引き締まり、瞬発力が同世代のライバルより一歩抜け出している。
全てのレースで1番人気を背負うに値する、素晴らしい勝ち方を重ねている。
ダービーでも優勝候補筆頭として、
かならず馬券に絡んでくるであろう一頭である。
ただ
×武豊騎手の騎乗見送りによる岩田騎手2戦目、
この馬にとって生涯1度きりの大舞台、皐月賞とダービーの重圧ははるかに違う!?
×「史上最高レベル」と言われる今年のダービー。ライバル馬のレベルも過去と比較にならないほど高くなる状態で、
レース展開が前走のように馬郡に揉まれるような展開になれば、差し切れるのもさすがにこの馬でも困難!?
[1回]
PR